1886年3月29日の事。
ジョージア州・アトランタのとある薬局。
お 客 さ ん : 最近頭痛がひどいんだよ、頭痛薬をくれ…。
ペンバートン薬剤師 : また飲みすぎたんじゃあないですか?
たんなる二日酔いですよ。
お 客 さ ん : そうかなー、それに最近疲れやすいんだよ。
なんかこう元気になる薬ってないか?
ペンバートン薬剤師 : ふむふむ、じゃ私が自分用に発明した薬があるので
水で割って差し上げましょう。はい、どうぞ・・・。
お 客 さ ん : おっ、ありがと!ゴクゴク・・・
ペンバートン薬剤師 : あっ、間違えてソーダで割っちゃった。
お 客 さ ん : おい、この薬ものすごくうまいぞ!
も、もう一杯くれっ!
世界一飲まれている清涼飲料水、そしてアメリカの象徴の「コカ・コーラ」は、
こんな感じで誕生した。
アメリカ・ニューヨーク州ロングアイランド島のとあるバー。
お 客 さ ん : あー、頭痛ぇー。迎え酒くれ・・・。
バーテンダー : あらら、また二日酔いですか?
お 客 さ ん : どうやら、そのようだな・・・。
でも今日はいつもより症状がひどいぞ。
それに最近疲れやすいんだよ。
なんかこう元気になるカクテルってないか?
バーテンダー : ふむふむ、普通の迎え酒では効き目が無さそうですね。
お 客 さ ん : そうだな、ガツンとパンチのある強力なのが良いな。
バーテンダー : じゃ私が発明した新しいカクテルを
ソーダで割って差し上げましょう。
はい、どうぞ・・・。
お 客 さ ん : おっ、ありがと!紅茶みたいな色だな、ゴクゴク・・・
バーテンダー : あっ、間違えてコーラで割っちゃった。
お 客 さ ん : おい、このカクテルものすごくうまいぞ!
も、もう一杯くれっ!
紅茶を一滴も使わないで、
アイスティーの味わいと色を出した魔法のカクテル、
『 ロングアイランド・アイスティー 』。
こんな感じで誕生したんだったらおもしろいなぁー。
コーラが偶然に誕生した日にちなんで、
今日のカクテルはコーラが無いと作れないこのカクテルにしましょう。
Today’s Cocktail [ Long Island Iced Tea ] 『 ロングアイランド・アイスティー 』
Recipe :
ドライジン 15ml
ウオッカ 15ml
ラム 15ml
テキーラ 15ml
コアントロー 15ml
レモンジュース 2tsp
シュガーシロップ 2tsp
コーラ 適量
氷を入れたグラスに材料を注ぐ。