甘粕正彦(左)、坂本龍一(右)
1987年4月11日 、ハリウッドのドロシー・チャンドラー・パビリオンでは
アカデミー賞授賞式が開催され、大勢の映画関係者が招待されていました。
この年はイタリア・中国・イギリス合作による
『ラストエンペラー』(ベルナルド・ベルトルッチ監督)が、
9部門でノミネートされ注目されていたそうです。
この作品は、西太后により皇帝指名され満州国の皇帝になり、
満州国の崩壊後に一市民として死去する、
最後の皇帝「溥儀」の人生を描いた作品。
実話なので実在した日本の軍人が劇中に登場します。
重要な人物のひとり「甘粕正彦」。(写真は実物)
陸軍憲兵大尉時代に甘粕事件を起こし、
服役後は満州に渡り関東軍の特務工作を行い、満州国建設に一役買った男。
その甘粕役には当初、映画監督の大島渚を予定していたが
断られてしまったそうです。
そのため、既に音楽担当に決まっていた坂本龍一が代役をつとめることになりました。
緊急出演の坂本は主演のジョン・ローンと堂々と渡り合い、
更に担当した音楽部門で 見事に日本人初のアカデミー賞オリジナル作曲賞を受賞しました!
そこで今日のカクテルは『M30レイン』にしましょう。
『 M-30 Rain エム・サーティ・レイン 』
Vodka 4/6
Pampeimuse 1/6
Rime juice 1/6
Blue curacao 1tsp
『ラストエンペラー』の劇中には坂本氏の曲が44曲挿入されていて、
その30番目の曲が「レイン」。
もちろん雨の場面で使われた曲だが、楽しい雨の場面ではなかった。
もの悲しい雨が降り続くシーンの曲のため、
カクテルの色や味覚にも曲想が表現されています。


