NHK「連続テレビ小説」の『ブギウギ』は
2023年の秋から翌年の春まで放送されました。
主役のモデルになったのは戦後「ブギの女王」といわれた
笠置シヅ子さん。
ドラマでは「福来スズ子」という役名で登場し、
俳優の趣里さんが演じました。
スズ子のライバルであり盟友として描かれた「茨田りつ子」は
青森出身で「10年に一人の美声」といわれたクラシック歌手です。
この「りつ子」のモデルが、やはり青森出身で
「ブルースの女王」といわれた「淡谷のり子」さんです。
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淡谷さんは1907年の8月12日、青森市で生まれました。
大きな呉服屋さんの娘で裕福な暮らしをしていましたが
青森大空襲でお店が消失し家は没落しました。
母、妹と共に東京に出てきて音楽学校のピアノ科に入学しますが
その美声が先生の目にとまり声楽科に編入することになったのです。
首席で卒業しクラシック歌手になりましたが収入が安定せず、
流行歌の歌手に転身したのが大きな転機になりました。
ほどなくして「別れのブルース」が大ヒット。
次作の「雨のブルース」もヒットして
「ブルースの女王」と呼ばれるようになったのです。
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戦時中は中国の戦地や国内の基地などの
慰問公演に訪れました。
「軍歌」を歌うことを強要されると断り。
「派手なステージ衣装」から質素なものに
着替えるように言われて断り。
「化粧」を落とすように注意された時には
「化粧を落とすと目がどこにあるのかわからなくなる」と拒否した。
これによって大量の始末書を書かされることになる。
鹿児島の海軍基地を訪れた際に
「特攻隊員」の前で「別れのブルース」を披露すると、
若い隊員たちが口々に感謝の気持ちを淡谷さんに伝えた。
歌っている最中に飛び立った隊員もいたそうで
いたたまれなくなった淡谷さんは
舞台の袖で泣き崩れたという。
そして、自分の歌を聴いて
戦地に飛び立った飛行隊員たちのことを
生涯忘れることは無いと語りました。
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このエピソードはドラマ「ブギウギ」で再現されていて
淡谷さんを演じた菊地凛子さんに
淡谷さんが乗り移ったのではと錯覚するような
渾身の演技がドラマの中の屈指の名シーンとなりました。

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戦後は紅白歌合戦の常連や
物まね番組の名物審査員、
出演したCMのセリフが流行語になるなど
テレビでの活躍が増えお茶の間の人気者になった。
1999年、老衰のため自宅で死去。
青森市の三内霊園に葬られました。
「ブギウギ」で淡谷さんを演じることが決まった菊池さんは
青森市を訪れ、淡谷さんの墓前に挨拶したと言われています。
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淡谷さんがお生まれになった8月12日のカクテルは
「ブルースの女王」にちなんで
『シャンパン・ブルース』にしましょう。

レシピ
シャンパン 120ml
ブルーキュラソー 1tsp
レモンピール
冷えた材料をシャンパングラスに注ぎ
レモンピールを絞る
