東照宮といえば、なんと言っても日光東照宮だよね。
江戸幕府を作った徳川家康を祀る神社だ。
一時は全国に500箇所もあったそうだが、現在は100箇所ちょっとらしいね。
最初に建てられたのが、もちろん日光の東照宮。
では、栄えある二番目に建てられた東照宮はどこにあるかご存知ですか?
日本三大東照宮といわれる久能山東照宮でもなく、仙波東照宮でもありません。
正解は弘前市にある、「弘前東照宮」なんです。
国の重要文化財にも指定されているよ。
弘前二代藩主信枚は、徳川家康の養女・満天姫を正室として迎えていたために、
幕府は建立許可を申請していた多くの藩の中から、弘前藩に真っ先に建立を許しただそうです。
歴史上由緒ある弘前東照宮が、今はピンチにさらされている。
宮司が境内に結婚式場を作って結婚事業に乗り出したんだけれど、
事業は失敗し、自己破産・・・・・。
なんと借入金の担保になっていた本殿以外の建物が、全て競売にかけられた。
落札したのは弘前の市や企業ではなく、東京に本社を構える不動産会社だったそうです。
それから4年、社務所や結婚式場は、荒れていました。
そしてこの冬の大雪が駄目を押しちゃったんです。
社務所の屋根が、とうとう潰れました。
横道は危険があるため通行止めです。
所有者が雪降ろししていれば防げた事故かもね。
弘前東照宮が壊れていく・・・・・・、なんだか悲しいね。
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