4月27日は『アヌーク・エーメ』の生まれた日(1932年)
1966年、クロード・ルルーシュ監督の「男と女」でヒロイン「アンヌ」演じ
ゴールデングローブ賞を受賞
映画はカンヌでもグランプリを受賞
フランシス・レイが作曲し
随所に流れる「ダバダバダ」のスキャットが印象的です
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映画のラストシーンはサン・ラザール駅(パリ)
主人公のアンヌと、ジャン・ルイは海辺の街のドーヴィルで別れを決め
アンヌは鉄道で、ジャン・ルイは車で別々にパリへの帰途に就いた
アンヌとの別れを受け入れられないジャン・ルイ
彼の職業レーサーで愛車のムスタングはレース用に改造した特別のマシーン
もう一度アンヌに逢うため車で列車を追い越し
彼女が下車するサン・ラザール駅に先回りする
一方のアンヌもジャン・ルイのことを考えていた
このままで良いのか・・・
列車がについて客車を降りホームを歩くアンヌの前に
ドーヴィルで別れたばかりのジャン・ルイが立っていた・・・
これが「男と女」のラストシーン
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さて「冷静と情熱のあいだ」のラストに
そっくりなシーンが登場する
こちらは、列車と車ではなく列車が列車を追い抜く設定
お互いに惹かれ合いながら相手の気持ちを確かめきれない
あおい(ケリー・チャン)と順正(竹野内豊)
10年ぶりにドーモ(イタリア)で再会したが
またしても思いが空回りする二人
あおいの本当の気持ちに順正が気付いた時には
彼女はすでにミラノ行きの列車の中だった
順正は彼女を追いかけ次の列車に乗る
偶然にも、その列車はあおいの列車を追い越して
先にミラノに着く『ユーロスター』だった
そしてミラノ駅のホーム
失意のあおいの前にフィレンツェに居るはずの順正が立っていた
その場面ですよ⇒http://youtu.be/0qgEl-xSOdw
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このシーンは原作(辻仁成、江國香織)にはありません
映画の監督、中江功さんの
「男と女」へのオマージュなのではないかと思うのです
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今日のカクテルは「男と女」でアンヌを演じたアヌーク・エーメさんの誕生日にちなんで
彼女の名前がついたカクテルにしましょう
Anouk Aimée Cocktail
Recipe
材料 | 分量 |
Suntory Royal Whisky / サントリーロイヤル | 30ml |
Lejay Crema de Peche / ルジェ・クレームドペシェ | 20ml |
Aperol / アペロール | 10ml |
Lemon Juice / レモンジュース | 1tsp |
材料をシェークして、カクテルグラスに注ぐ。
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このカクテルの作者は東京神楽坂のサンルーカル・バーの新橋清氏です
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