4月27日のカクテル 「アヌーク・エーメ」

2020年4月27日 月曜日

4月27日は『アヌーク・エーメ』の生まれた日(1932年)

1966年、クロード・ルルーシュ監督の「男と女」でヒロイン「アンヌ」演じ

ゴールデングローブ賞を受賞

映画はカンヌでもグランプリを受賞

フランシス・レイが作曲し

随所に流れる「ダバダバダ」のスキャットが印象的です

映画のラストシーンはサン・ラザール駅(パリ)

主人公のアンヌと、ジャン・ルイは海辺の街のドーヴィルで別れを決め

アンヌは鉄道で、ジャン・ルイは車で別々にパリへの帰途に就いた

アンヌとの別れを受け入れられないジャン・ルイ

彼の職業レーサーで愛車のムスタングはレース用に改造した特別のマシーン

もう一度アンヌに逢うため車で列車を追い越し

彼女が下車するサン・ラザール駅に先回りする

一方のアンヌもジャン・ルイのことを考えていた

このままで良いのか・・・

列車がについて客車を降りホームを歩くアンヌの前に

ドーヴィルで別れたばかりのジャン・ルイが立っていた・・・

これが「男と女」のラストシーン

さて「冷静と情熱のあいだ」のラストに

そっくりなシーンが登場する

こちらは、列車と車ではなく列車が列車を追い抜く設定

お互いに惹かれ合いながら相手の気持ちを確かめきれない

あおい(ケリー・チャン)と順正(竹野内豊)

10年ぶりにドーモ(イタリア)で再会したが

またしても思いが空回りする二人

あおいの本当の気持ちに順正が気付いた時には

彼女はすでにミラノ行きの列車の中だった

順正は彼女を追いかけ次の列車に乗る

偶然にも、その列車はあおいの列車を追い越して

先にミラノに着く『ユーロスター』だった

そしてミラノ駅のホーム

失意のあおいの前にフィレンツェに居るはずの順正が立っていた

その場面ですよ⇒http://youtu.be/0qgEl-xSOdw

このシーンは原作(辻仁成、江國香織)にはありません

映画の監督、中江功さんの

「男と女」へのオマージュなのではないかと思うのです

今日のカクテルは「男と女」でアンヌを演じたアヌーク・エーメさんの誕生日にちなんで

彼女の名前がついたカクテルにしましょう

Anouk Aimée Cocktail

Recipe 

材料 分量
 Suntory Royal Whisky / サントリーロイヤル 30ml
 Lejay Crema de Peche / ルジェ・クレームドペシェ 20ml
 Aperol / アペロール 10ml
 Lemon Juice / レモンジュース 1tsp

材料をシェークして、カクテルグラスに注ぐ。

このカクテルの作者は東京神楽坂のサンルーカル・バーの新橋清氏です