7月28日のカクテル レッド・アイ

2026年7月28日 火曜日

 

湯布院映画祭は1976年にその産声を上げていて

地方映画祭の先駆けとなった催しであり、

日本最古と言ってもいい伝統ある地方映画祭です。

1983年のプレミア上映は東宝系の水谷豊主演『逃がれの街』で

決まりかけていましたが、

映画祭実行委員長の横田氏がぎりぎりになって

東映系の『竜二』への変更を決断しました。

横田氏は一度も『竜二』を観ていませんでしたが、

見知らぬ名前ばかりのキャストの中に

『永島暎子』の名前を見て上映を決めたと当時を振り返ります。

『竜二』の脚本と主演を務めた金子正次は映画祭の三か月後、

同映画公開中の11月6日に病死しました。

金子の妻役を演じた永島暎子さんは

「私、とても淋しい思いをしています。

七年役者をやってますけど『竜二』という作品に出会えて、

今年やっと映画が面白くなって、

金子正次という凄い人間、俳優さんと共演したことで

パッと眼が開いた感じ、その金子さんが亡くなっちゃって、

(中略)

でも頑張らなくっちゃいけない。

死んだ人の分まで映画に全身を打ち付けていこうと思っています」

と述べています。

永島さんは1955年7月28日に熊本で生まれました。

76年に映画デビューすると翌77年の映画『女教師』で

エランドール賞新人賞を受賞しています。

湯布院映画祭の実行委員長の横田氏が『竜二』の上映を決めたのは

氏が『女教師』の永島さんを見ていたからと言われています。

以来、映画では『悪魔の手毬唄』、『狂った果実』、

『湯殿山麓呪い村』、『身も心も』、『影裏』。

ドラマでは『大都会」、『西部警察』、『太陽にほえろ!』、

NHK連続テレビ小説『はね駒』、『凛凛と』

『深夜食堂』、

さらに舞台やCMでも

50年間に渡り幅広く活躍する演技派です。

どこか儚げで苦労や悲哀を漂わせる女性…、

腕によりをかけて夕食をこしらえて

男の帰りを待っている。

やっと帰ってきた男は夕食に手も付けず

誘いの電話一本で夜の街に繰り出してしまった。

一人になった食卓で男の飲みかけのビールに

トマトジュースを注いでため息をつく。

そんな役を演じたら右に出る者はいない役者さん。

私にとってはそれが『永島暎子』さんですね。

安いシナリオでごめんなさいwww

永島さんの誕生日のカクテルは『レッド・アイ』にしましょう。

レシピ

ビール 1/2

トマトジュース 1/2

冷やした材料を冷やしたグラスに注ぐ。