「あの、おれ、捕まったじゃん、薬、ドラッグで。
麻薬捜査官、何つったと思う?」
「えっ?いや、わからないですね」
「うちにはさ、貧乏人がやる覚醒剤以外は全部あったんだよ。
大麻、コカイン、LSD・・・」
「それでさ、捜査官が入ってきて。言ったんだよ・・・・・・
『何だ、おまえんちは!
何でも揃ってんじゃねーか・・・・・・ドラッグストアか?』
ギャハハハハハッ」
これは、1983年に大麻不法所持で逮捕された際のことを
ユーモアを交えて友人に語るショーケンです。

ショーケンこと萩原健一さんは1950年7月26日、
埼玉県で生まれました。
高校時代の遊び仲間に「ケン」のつくものがおり、
体の大きい者は「ダイケン」、一回り小さな者は「チューケン」、
小柄な萩原は「ショーケン」と呼ばれるようになったそうです。
1967年にザ・テンプターズのヴォーカリストとしてデビュー。
1972年、映画『約束』でいきなり主役を演じて
本格的に俳優に転身しました。
その後も『八つ墓村』、『影武者』、『居酒屋ゆうれい』などで
シリアスからコミカルまで幅広い演技を披露します。
テレビドラマでも『傷だらけの天使』や、『前略、おふくろ様』で
お茶の間の幅広いファンを獲得しました。
なんといっても絶大的な人気を博したのは
『太陽にほえろ!』のマカロニこと「早見淳」役でしょう。
長髪に、スリーピース・スーツでノーネクタイ姿。
劇中ではとにかく走って走って走りまくる、
それまでの定番の刑事役とは全く違う行動が
視聴者から爆発的な支持を得たのでした。
さらに、主役でありながら番組途中で
通り魔に刺されて死んでしまうという
ショッキングな結末が「マカロニ」という刑事を
永遠に忘れられないものにしてしまいました。
☆
萩原健一さんが生まれた日のカクテルは
『マカロニ』にしましょう。
レシピ
アブサン 2/3
スイートバルモット 1/3
シェークしてカクテルグラスに注ぐ。
参考文献
『ショーケン 天才と狂気』(大下英治著 青志社)
