7月2日のカクテル 「シンシア」

2020年7月2日 木曜日

7月2日は南沙織が生まれた日(1954年」

沖縄で生まれ育った南は沖縄琉球放送の番組アシスタントのアルバイトをしていた

ヒデとロザンナが琉球放送に出演した際に撮影された写真に

偶然映り込んでいた南がCBSソニー関係者の眼に留まり

1971年6月1日、「17才」でデビューした

この曲は54万枚を売り上げる大ヒットになり、その年のレコード大賞新人賞を受賞

「日本の元祖アイドル」または「日本におけるアイドルの第1号」と称され

NHK紅白歌合戦にも出場した

沖縄返還と南のデビューが重なったインパクトは強烈で

ブロマイド売り上げは2年連続1位を記録

1978年上智大学へ進学が決まり学業優先の為に芸能界を引退

翌年には写真家の篠山紀信と結婚、3人の子供をもうけた

1973年に発売された南沙織6枚目のシングル「早春の港」

この曲に感銘をうけた吉田拓郎が「早春の港」へのアンサーソング

「シンシア」をかまやつひろしと連名で発表

「シンシア」とは南のクリスチャンネームであり

デビュー時のキャッチフレーズ「ソニーのシンシア」から

ネーミングされたものだ

フジテレビの「ミュージックフェア」で

南を挟んで「シンシア」を唄う吉田とかまやつの映像がある

ちなみに、この演奏のバックバンドのドラムスは、ソロデビュー前の浜田省吾と思われる

「シンシア」のB面の曲は青森県津軽半島の突端である「竜飛崎」である

レコードジャケット

 

 

 

 

 

 

 

 

作曲は吉田拓郎で作詞は岡本おさみ

この年(1974年)のレコード大賞は森進一の「襟裳岬」であったが

作詞作曲者をご記憶だろうか?

そう、吉田、岡本コンビなのである

森進一に初のレコード大賞をもたらした楽曲は

最後の最後まで「竜飛崎」か「襟裳岬」か

どちらにするかで揉めに揉めたであろうと

私は勝手に妄想している

今日のカクテルは南沙織にちなんで、

「シンシア」にしましょう。

Synthia Cocktail

Recipe

材料 分量
 Cognac Brandy / ヘネシー・クラシック 20ml
 Baileys Original Irish Cream / ベイリーズ 20ml
 Nuts Liqueur / ナッツ・リキュール 10ml
 Whipped Cream / 生クリーム 10ml
 Irish Sirop / アイリッシュ・シロップ 1tsp

材料をシェークしてココアパウダーのスノースタイルにしたカクテルグラスに注ぎ、金粉を浮かべる

2002年「 タンカレー、エクリプス&ヘネシー・クラシック カクテルコンペティション」

ヘネシー部門 第1位に輝いたカクテル

作者は渋谷、バー・アドニスの鈴木健二氏

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BAR Adonis

東京都渋谷区道玄坂2-23-13 渋谷デリタワー9階
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 18:00~2:00 不定休