2月2日はジェイムズ・ジョイスが生まれた日
(James Augustine Aloysius Joyce、1882 – 1941)
『フィネガンズ・ウエイク』は
ジェイムズ・ジョイスの最後の小説の題名だ
フィネガンは人名
ウエイクはゲール語で通夜を意味する
「フィネガンの通夜」
という意味のタイトルだが
フィネガン=人類
ウェイク=覚醒
という意味合いの方が強いそうだ
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言葉遊びが多すぎて
とても読めない
難解小説といわれている。
特徴を一つ挙げると
小説の最期に
ピリオドがないこと。
最後は
A way a lone a last a loved along the
で終わる。
the で終わる
…中途半端だ。
この「the」は物語の最初の文章につながっているそうだ。
ループしている。
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さて、1973年11月20日に発売された
荒井由実(松任谷由実)の
ファースト・アルバム
『HIKO-KI GUMO』
(東芝EMIヴァージョン)。
お客様所有のこのアルバムを
当店でお預かりしている。
お客様の自宅に
レコードプレイヤーが無いので、
聞きたくなったら当店に来て
レコードに針を落とす
ということにしている。
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A面の1曲目は「ひこうき雲」だ。
B面の最期の曲が終わると、
再び「ひこうき雲」が流れる。
すると、
またA面に戻って聞き返したくなる。
ループしてしまうのだ。
私はこのような手法を
「フィネガンズ・ウエイク」スタイル
と呼んでいる。
映画やドラマでも時々見かけるスタイルだ。
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今日のカクテルは
「フィネガンズ・ウエイク」にしましょう。
Finnegans Wake Cocktail
Recipe
Irish Whisky | アイリッシュ・ウイスキー | 40ml |
Drambuie | ドランブイ | 20ml |
氷を入れたグラスに注いでかき混ぜる
ラスティ・ネイルのベースを
スコッチ・ウイスキーから
アイリッシュ・ウイスキーに変えたレシピ。
ジョイスが
アイルランド人だったからでしょうね。
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翻訳不可能と言われたこの作品を
翻訳したのは
柳瀬 尚紀( 1943 – 2016 )だ。
『不思議の国のアリス』や
エリカ・ジョングの『飛ぶのが怖い』の
翻訳で知られる
流行語となった「とんでる女」を
作り出したひとだ。
同じくジョイスの
『ユリシーズ』の翻訳中に亡くなったが
同作の語り部は「犬」であるという
大胆な説を発表した
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