ベンチシート自作

2020年4月26日 日曜日

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

新店舗のテーブル席は4人掛け席が2席です。

前の「侍庵」はテーブルが5卓で20席あったので

だいぶ少なくなります。

なぜテーブルを少なくしたのかと言えば

ズバリ「私の体力、すなわち年齢的な問題です」。

カウンター席も5人。

これが56歳の私が対応できる客数の限界と考えます。

スタッフを増やすという選択肢は

バーの利用客が減少している

昨今のご時世では考えられませんでした。

さて、2×4×6フィートのパイン材を5本個輸入。

おおまかな設計図を書いたので

寸法通りにカットしてゆきますよ。


 

 

 

 

 

 

 

 

 

木材の粉が乱れ飛ぶので

自宅の工房(ただの庭先)でパイン材をカットしました。

工房(庭先)、特に網戸は木の粉だらけで

家人の顔が引きつっておりますが

気づかないふりをして切り終え

お店に持ち込んでから組み立てます。


 

 

 

 

 

 

 

 

 

座席の下を収納スペースにするので

座面の板を上下に開閉できるように

初めて蝶番の装着に挑戦します。


 

 

 

 

 

 

 

 

 

下の画像は座面を閉めている、

いわゆる椅子の状態ですね。

長さは2ḿ60㎝です。奥行きは40㎝。

RANDBEAN様で製作して頂いた

テーブルの高さが72㎝なので

座面までの高さは42㎝にしました。

最高で5人は座れる計算です。


 

 

 

 

 

 

 

 

 

座面を上げた状態です。

この下が収納になります。

何を収納するのかは後々考えます。

とにかくお店が狭いので収納スペースはは大事なのです。


 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ちなみに、このベンチシートの座面となる板は

以前「Bar侍庵」の2Fで経営していた

「221b Baker Street」のカウンターで使っていた天板です。

下の画像は2010年12月24日の、

クリスマスイブの「 221b Baker Street 」のものです。

約10年前、当時のスタッフの懐かしい顔ぶれです。

このカウンターの板が新しい店のベンチの座面になるのですね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

完成した椅子に初座りしたのは

たまたまその場で作業をしていたペンキ屋さんです。

ぶどうジュースでのどを潤す彼に

テーブルの高さとの相性を伺いました。

「ん~、ちょっとだけ椅子が高いような気が、○×▽◇#♭」。

確かに座面が高いような気が、私もしていました。

よって即バラシです。

座面を2㎝低くして再び組み立てました。

今度はちょうどよい塩梅です。

ペンキ屋さん曰く「いいでばな~(良いではないか)」。

このベンチの足元に

以前土手町で経営していた「 CAFE RADIO 」で

使用していた足元灯(照明器具)をつければま完成です。

「 221b Baker Street 」と「 CAFE RADIO 」の

コラボです。

要はカウンターの天板も、照明器具も

閉店した店の備品を。捨てることが出来ずに

何年も物置の肥やしにしていたという話です。

物置小屋に空きスペースが出来て

家人が喜んでいることは間違いないでしょう。